～入学式や卒業式におすすめのフォーマル・セミフォーマルな着物「訪問着」～
こんにちは！こだわりきもの専門店キステの水野です。
前回は、【入学式・卒業式で失敗しない着物選び】と題しまして、訪問着を選び際のポイントをご紹介しました。
そして今回はさらに深掘りして、入学式・卒業式に最適な訪問着コーディネートをお届けいたします！
「卒業式」と「入学式」での着物の装いの違いは？
卒業式には「落ち着き」を、入学式には「明るさ」を意識する
卒業式と入学式で装いの違いはあるの？というご質問をよくいただきます。
卒業式はお祝いであると同時に別れの儀式、入学式は新しく始まることへの期待と祝福の儀式となり、「卒業」と「入学」では意味合いが異なるため、このような疑問を持たれる方も多くいらっしゃいます。
それぞれの装いの違いに関しては、考え方や地域差、個人差があるため一概には言えませんが、卒業式には「落ち着き」を、入学式には「明るさ」を意識されると安心です。
洋装で出席される方が多い卒業式では、ブラックやグレー、ネイビーなどの濃い色の洋服を着られる方も多く、お着物も同様にシックで落ち着いた色をどこかに加えていただくと素敵です。
反対に入学式では、ベージュや淡いピンク、ブルーの洋装の方が増え、それに合わせて春らしい明るい色のお着物をお選びいただくと周りとなじみ浮きません。
神経質になりすぎない！ 迷った時は「自分の好み」で訪問着を選びましょう♪
卒業式には「落ち着き」を、入学式には「明るさ」を意識すると言いましたが、あまりにも神経質に考えてしまうと、何を着れば「正解」なのか分からなくなってしまいますよね。
ズバリ、「正解」はありません！
卒業式に明るい色のお着物はNGかというと、決してそうではありませんし、入学式だからといってモノトーンな色はダメという訳でもありません。
卒業式は、感謝と卒業へのお祝いの気持ちを込めて華やかにされる方もいらっしゃいますし、入学式は初心の心・謙虚な心を表して控えめにされる方もいらっしゃいます。
迷われた時は、ご自身の好みやお着物で参加されるママさん同士で、話し合って決められてもよいですね♪
卒業式に最適な訪問着
落ち着いた淑やかな雰囲気を演出する訪問着【すず色】
シックなすず色の地に、和本柄と四季の花々が描かれた訪問着です。
右袖は地と異なる色で粋な装いを演出し、柔らかく繊細に描かれた梅や牡丹、桔梗の花や青笹がそっと彩りを添え、上品な印象を与えます。
可憐さと上品さを兼ね揃えた訪問着【渋いピンク色】
裾部分の淡いクリームイエローのぼかしがほんわかとした雰囲気をプラスして全体的に優しい印象の訪問着です。
お着物に調和する優しいタッチで描かれた花は椿やカリガネ草、桜の枝などがカゴに活けられた風情あるハイセンスなデザインが印象的な逸品です。
控えめに光る金銀の箔が気品ある存在感を放つ訪問着【グレーがかった青色】
淡い色合いのぼかし地紙に描かれた梅や桜、椿などの花々はどこか山に咲く季節の花のような情景を感じさせる訪問着。
落ち着いた色彩と四季折々の花々が描かれたお着物ですので、季節年齢を問わずご着用いただけます。
爽やかな淡い色味に秋草文様が描かれた訪問着【グレーがかった薄い藤色】
彩度を落とした落ち着いた色合いの萩やすすき、菊や女郎花などの様々な草花があしらわれた、落ち着いた雰囲気の訪問着です。
前身頃の裾部分には、グレーがかった薄い藤色で秋草のシルエットを描き、奥行きを感じさせる柄付けが施されています。
生地自体に織り込まれた織柄は角度によって控えめな光りを放ち、上品で華やかな印象を与えます。
白ぼかしが印象的なシックで上品な訪問着【グレー×薄い茶色】
落ち着きのあるグレーとナチュラルで和やかな薄茶の二色グラデーションで織り成す、シックで上品な訪問着。
水墨画のように優しいタッチで描かれた洋花模様が繊細な美しさを放つ訪問着。
白のぼかしが差し色となり、その上を真っ直ぐとのびる白花が凛とした印象な逸品です。
入学式に最適な訪問着
柔らかく温かみのある愛らしい雰囲気の訪問着【クリームベージュ】
古典的な椿や菊、梅、ラン、菖蒲といった華やかな柄付けが優しいタッチで描かれている、派手すぎず愛らしい印象を与える訪問着。
光沢のある生地は光を取り込むとさらに輝き、その場をパッと明るくする好印象な逸品です。
周りの人に安心感を与えるような優しい色味の訪問着【淡い藤色】
淡い藤色～ライトグレーの中間のような優しい色味の地色と、柔らかな色彩で描かれた様々な花が、品のある愛らしさを放つ訪問着。
生地自体に織り込まれた紗綾形と花びらのドットが角度によってしっかりと映えて独特な華やぎを与えています。
遠山が折り重なって描かれた訪問着【ピンク色】
ふんわりとした柔らかな色彩のしだれ桜と遠山の遠近の対比が、柄の奥行きを感じさせる訪問着です。
シンプルな柄付けながらもピンクや紫、緑がさし色として使われており、華やかを引き立てています。
明るく爽やかな色彩が印象的な訪問着【若草色】
金彩を控えめに使用し、多彩な色使いの柄は細部までしっかりと描かれていて、美しさと高級感を感じさせる訪問着。
地の若草色によく映える四季折々の花々は、どの季節にもお使いいただけそうな落ち着きあるデザインでお祝いの席に最適です。
落ち着きのある色味が好印象の訪問着【水色】
水色の地に、ピンクやパステルグリーン、イエローのぼかしが若々しく優しいイメージを与える訪問着。
柔らかなタッチで描かれた愛らしい蝶や桜、花々が可憐にほどこされ、上品で女性らしい逸品となっています。
まとめ
いかがでしたか？
今回は、入学式・卒業式に最適な訪問着をお届けいたしました。
色柄もたくさんあって、迷ってしまいますよね。
そこで大切なのは、入学式・卒業式ともに「お子様が主役」ということ。
脇役的な控えめな要素を保ちつつ、「あまり派手すぎず、清楚で上品なイメージ」を意識するのがポイントです！
ぜひぜひご参考にして、素敵な式典にしてくださいね♪
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